正岡地区応急給水訓練
2024年12月8日 11時42分松山市では、大きな地震が起こった時に、できるだけ早く給水所を開設できるように、指定避難所になっている小中学校に「応急給水栓」、「防災かまどベンチ」、直結給水方式の水飲み場「のめるん」が整備されています。
本日の午前中、正岡小学校で松山市公営企業局職員の方の指導による「応急給水訓練」が行われ、学校代表として参加しました。いざという時、地域の人たちで設営できるように、自主防災組織などを対象に、設置訓練を行います。
まず、「防災かまどベンチ」を開けて、中を確認しました。「防災かまどベンチ」は、応急給水栓に取り付けるホースや仮設給水栓(組み立て式蛇口)、水質検査用試薬、給水袋、炊き出し用金網などを収納している「ベンチ兼収納庫」です。そして、災害時は炊き出し用の「かまど」になります。
次に、ハンドルを使って応急給水栓から水を出し、水質を確認します。約3分放水したあと、試薬を使って塩素の確認をしました。
再度、水をコップに取り、その水が無色透明、無臭、無味かどうかを代表者の方が確認しました。
続いて、仮設給水栓を組み立て、ホースで応急給水栓とつなぎます。蛇口をひねると、水が出てきました。
給水作業として、参加者全員が非常用飲料水袋に水を入れてみました。約6リットルの水が入り、袋に付いているベルトを使えば、背負うことができます。
最後に、直結給水方式の水飲み場「のめるん」を確認しました。「のめるん」では、いつでも好きな時に安全な水道水で水分補給ができます。また、ミストシャワーも付いていて、運動会の練習時期など、熱中症対策に活用できます。
ここ数年の異常気象による大規模災害の多発に加え、南海トラフ地震の発生も危惧されています。地域の皆様を中心に自主防災組織の活動を行い、これからの災害に備えていることが分かりました。
松山市公営企業局職員、地域の防災士、自主防災組織、女性防火クラブ、まちづくり協議会、公民館の皆様、本日はありがとうございました。